1999年にASEANに加盟して以来、カンボジアは 2002年と 2012年の2回のASEANサミットの議長を務めてきました。次いで、王国は先日、11月10~13日に第3回サミットを主催しました。
カンボジアは小国でありながらも、南シナ海、朝鮮半島、ミャンマー危機、ロシアとウクライナの紛争に関連する論争の的となっている問題について、多くの強力な国と交渉を重ねてきています。
近年の混乱にもかかわらず、カンボジアは ASEANフォーラムを利用して、地域包括的経済連携 (RCEP) などの自由貿易協定を前進させることにより、地域の経済的利益を実現してきました。
共同通信社の特派員であるプイ・ケア氏は、ASEAN議長国としてのカンボジアの役割は、他のフォーラムを通じてASEAN地域全体の代表として行動しているため、王国の国際的なイメージを高めたと述べました。
彼は、カンボジアはミャンマー危機などの加盟国の内部紛争において調停者として重要な役割を果たしてきており、現在、ASEAN-米国首脳会議の共同議長として米国の隣に座する機会があると述べた、米国のアントニー・ブリンケン国務長官でさえ、カンボジアを称賛し、今年の ASEAN でのリーダーシップを称賛したとしています。
ケア氏は、ASEANの議長国を通じて、カンボジアは、10月末にインドネシアのジャカルタで開催されたミャンマー危機に関するASEAN緊急外相会議の議長を務めるよう招待されたと付け加えました。カンボジアはまた、インドネシアのバリで開催されるG-20本会議に出席するよう招待されており、そこで独自の声明を発表することができます。
カンボジア協力平和研究所(CICP)の研究員であるバン・ブンナ氏は、カンボジアは南シナ海における締約国の行動に関する宣言(DOC)を発行することにより、南シナ海に関する行動規範(COC)交渉に成功したと述べました。
彼は、カンボジアが ASEAN に参加することの 3つの肯定的な側面、すなわち外交政策、経済的利益、外交能力の強化を考察しました。
第一に、カンボジアは地域や世界の強力な国々と対等な立場で座って話す能力を持っています。
第二に、カンボジアは ASEAN フォーラムを利用して、最近では RCEP のようにブロックの自由貿易協定を結ぶことができます。
第三に、カンボジアは、危機や絶え間なく変化する世界情勢に対応する外交能力を構築し、強化することができます。
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